2011年01月23日

[T_2011_01]劇団鹿殺し「僕を愛ちて。〜燃える湿原と音楽〜」

新年早々、ダブルブッキングやなんかを乗り越えて、どうにかたどり着いた、劇団鹿殺しの本多劇場進出公演。
いままで行きたかったが行けなかった劇団であり、気になったらその場でチケットを押さえていた2007年あたりの時点ですら見ていなかったという意味ではかなり稀有な例に入る劇団でもある。
釧路で丹頂鶴とともに、尾崎豊に憧れる兄、つんくに憧れる弟、ジョン・レノンに憧れる父という構図の中、母が殺される。
兄は復讐へ向かい、弟は音楽で世界を取ろうとし、父はニポポを掘る日々に、沼で助けた女性・千鶴子が絡んでいく基本線を、「正月らしい演出」(演出・菜月チョビ談)たる生バンドとフィジカルな表現で彩っていく。
おめでたさで力押しかと思いきや、終盤にかけてド直球でストーリーをまとめ、最終的には無条件の愛を見事に表現してみせた。
これだけ読んだら、何が起こったかわからんだろう。しかしこうとしか書けないのである。

終演後は、文句なしのトリプルカーテンコール。新年早々幸せな気持ちで本多劇場をあとにした。

*僕を愛ちて特設サイト*
http://shika564.com/bokuai/
posted by 広域 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

[M_2011_01]『アンストッパブル』

暴走列車をいかに止めるか、というモチーフはそれこそ死ぬほどやられてきたはずで、本作も実在の事件にインスパイアされているとはいえ、その枠の中にとどまっていることは事実である。
また、いくつものシーンが、映像だけでそのシーンの意味を伝えることに成功はしているが、それは僕ごとき映画素人にも伝わるほどの偉大なるテンプレートだということであり、本作を「普通の映画」と見る向きの方がいることも当然だと思う。
しかし、本作は圧倒的に熱い。
そりゃ、一から十までわかりやすいキャラ造形と、白人の若者/黒人のオッサンの価値観が摺り合うとか、アメリカではマイナーな列車という交通機関の悲哀とか、普通の映画なのだし、主役二人もものすごい演技かと言われると、そこまでは思わないが、列車の圧倒的重量と、二人の演技に身を乗り出して、手を強く握って、軽く汗をかいて見てしまったのは、理屈じゃなくて、巨大な物体が動いてて、気合で止める、みたいな流れが単純に熱いのである。
新年早々、面白いものを見たと思っている、個人的には。
posted by 広域 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | カンショウすること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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