2010年02月02日

ラジオデジタルライブラリ→ラジブラリの検索結果0件。

久しぶりにカセットテープを購入した。

インターネットラジオについてはともかく

AMラジオをよく聞く上に、伊集院のようないわゆる深夜ラジオが中心で

録音、というのは中学生時代から慣れ親しんだ方法である。

ただし、この方法は、もちろんのことながら非常にアナログ。

そもそも、電波状態の悪い地域だとノイズが避けられないし

120分テープであれば、途中必ずブランクが入ってしまう。

したがって、自分でデジタル保存しようとしても

納得のいく音質にはならない。



TSUTAYA大繁盛の昨今、テレビ番組であればそちらに行けば

大抵のものを見ることができる。

しかし、ラジオについてはそのようなインフラが整備されていない。

セイヤングもANNもジャンクも、文化放送に乱立したアニラジも

今となっては聞くことができないのである。

強いて挙げれば、ニコニコ動画がそのような民間システムとして

機能しているが、当然そこに「うp」されているラジオは

違法アップロードであって、通報されれば削除されてしまうし

著作権法改正により、これらを保存することは出来ない。

ラジオは「ながら聞き」にこそ最大の特徴があるにもかかわらず

PCを立ち上げていなければ、これを聞くことができないというのは

ラジオの自己矛盾である。

ライブラリとしての不安定性にも問題がある。



ラジオのデジタルライブラリ。それも、安定的な。

そのようなものがあれば、多くのラジオファンは狂喜乱舞するだろう。

古い伝説の番組から聞き逃した最新回まで

無料とは言わないが、安価で配信され、できれば保存のできるサービス。

それがなぜ、放送局において出来ないのかを考えると

単純にビジネスとして成り立たないからであろう。

ラジオ局の収入はその大部分をコマーシャルに負っている。

しかし、ラジオライブラリを作ったところで

そこで得られる広告収入は、サイトに掲示できる範囲に限られる。

過去の番組のCMを逐一新しいものに差し替えるというのも考えられるが

そのコストに見合うだけのリターンがあるかといわれると疑問がある。

また、例えば、番組配信を有料制にしたとしても

ユーザーの立場からはせいぜい出せるのは1回につき100円位が関の山。

しかも、どれだけのユーザーがそれを欲しがるのかという点で

なお不透明でもある。

その範囲の読めないユーザーに対して

すべてのマスターテープをデジタル変換し

課金システムを定め、サイトを開設するという

これだけの作業をするかといわれると、インセンティブはない。

したがって、各放送局においてこのようなシステムを組むことは

本質的に困難であると考えられる。



では、ラジオのデジタルライブラリ計画は夢で終わるのか。

テレビ番組も新聞もネット上のコンテンツも音楽作品も

行くところに行けば、だいたいアクセスできるのに

テレビの登場まで、日本の娯楽を支えたラジオに

アクセスできないという現実は動かせないのか。



ひとつの方法がある。

前述したニコニコ動画に、各放送局がお墨付きを与えるのである。

ニコニコ動画は、ファンが勝手にラジオをアップしたことによって

一時期は本当にラジオライブラリの様相を呈していたが

違反通報によりその多くが失われた。

もちろん、違法アップロードは根絶されるべきだが

あのラジオライブラリを見た時の一ラジオファンとしての興奮は

確かに存在した。

ここでは何が問題だったかというと、「アップロードが違法だった」

という一点に尽きる。

そこで、まず、各放送局がニコニコ動画(Youtubeでないのは

例のファイルサイズ制限のせいだ)にチャンネルを開設する。

本放送後、放送した番組を当該チャンネルにアップする。

それにより、システム稼働以後の番組については

ライブラリが継続的に作成される。

加えて、市井のラジオマニアがカセットなどから作成した

番組データのアップロードを利用する。

しかし、これはこのままでは違法アップである。

事前に、すべてのアップロード者に許可を与えることもできない。

そこで、アップしてきた動画をチェックし、問題がなければ

これに一定のお墨付きを与えることで

オフィシャルコンテンツに組み込むのだ。

(その構成は、動画の買取になるだろう。

その値段は、本来であれば存在するはずの

放送局側の損害賠償請求権と動画の買取にかかる債権との相殺

により算出されるはずだ)

それにより

デジタル化→アップロードといったところまではラジオマニアが

その品質チェックは放送局が

インフラとその後の管理はニコニコ動画が

それぞれ担当するとすれば、放送局側の負担も最小で済む。

保存についても、利用規約なり、ユーザー側からのデータ購入で

なんとか対応して欲しいところである。


あとは、それこそ国の予算でやって欲しいところだが

まぁ間違いなく仕分けされるだろう。メディア芸術センターみたいに。



付言すれば、一番いいのは

各放送局のマスターテープ(音質は最高)を使って

各放送局においてライブラリを作成してくれることであって

ここで述べたことは、次善の策に過ぎない。

ラジオ関係者のご英断を待ちたいところである。

(やってみたらまったく機能せず、愚断とならない保証もないが)
posted by 広域 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 書きちらすこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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