2010年02月11日

[M_2010_04]『ゴールデンスランバー』。

伊坂幸太郎の最高傑作との触れ込みで

なおかつ、個人的にもその点には激しく同意する中

それゆえにこそ拭えない凡作の予感を一撃で吹き飛ばす傑作。

原作ファンから見た小説の映像化として点数を付けることは

映画作品である以上差し控えるとして

それを抜きにしても、一本の映画として非常に面白い。

首相暗殺の容疑をかけられた無実の男・青柳が

人とのつながりで逃げ続けていくストーリーなのだが

そのつながりを生み出す、青柳の人柄のよさを

堺雅人が完璧に表現する一方

青柳を追う警察官僚・佐々木を、香川照之が怪演。

なにかよくわからない(国家権力であるとも限らない)「敵」

その象徴としての香川照之の存在感が大きすぎ

「敵が見えないことの恐ろしさ」が消えかかるが

最後の最後、彼を相対化したのは監督の腕か。

いずれにしても、いい作品。同業者の方はぜひ。
posted by 広域 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | カンショウすること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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