2010年05月24日

劇団、本谷有希子第15回公演『甘え』。

久しぶりに青山円形に行く。

雨の中だが、日曜日ともあり

こどもの城に集まった多数の親子が楽しげに騒いでいる横で

小池栄子が親殺しの罪悪感に苛まれていた。


父と二人で暮らす娘。

父は母に逃げられてから、毎晩娘の横で眠る。泣きながら。

「お前がいなくなったら、俺は自殺するぞ」と叫ぶ父を

娘はついに殺害することにする。


テーマとして、古典的な「親を殺す子とその罪悪感」を扱いつつ

言葉の意味と文脈を脱臼させながら笑いに転嫁させ

かつ、いつものような登場人物の狂いを全面に出した傑作だと思う。

とりわけ、小池栄子の演技がすばらしく

(そのシーンは本谷の演出も神がかっていると思うけど)

100分ちょっとの短さながら濃密な時間を過ごすことができた。

大満足。しかし、今年の演劇一発目が5月って・・・ダメだろ。
posted by 広域 at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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