2007年12月19日

NYLON100℃ 31st SESSION「わが闇」。

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ケラリーノ・サンドロヴィッチがナイロン100℃に新作を書くのは

3年振りとのこと。

もっとも、卑屈だった広域がナイロンを観に行きだしたのは

昨年からなので、これまでの再演物も新作同様に楽しんでいたのですが

今回の「わが闇」は、これまで観たものとは少し違ってました。

チラシで、ケラさんの「晩年の最初期」としての位置づけであることを

知識として知っていたのですが

それでも、何かがおかしいというか、何か煮え切らない感じが

観劇後も残っていました。

ストーリーは、柏木家三姉妹(犬山、峯村、坂井真紀)を中心に

彼女らの父親の記録映画を撮りに来た男たち

彼らのスポンサーである女社長とその部下

作家である長女の担当編集者、次女の夫・・・

と様々な人々が、柏木家でドラマを展開する・・・というもの。

と書いてしまうとそうなのですが、煮え切らないのはなんでかな〜と

下北沢をふらふらしながら考えたら、一応の結論が出ました。

この芝居、出来事が展開していく要の場面が

ほとんど描かれていないのではないか、と。

ネタバレになるので、あまり詳しく書けないのですが

(なので、私の感想を検証する手がかりを提供できないので

フェアではないのですが)

描かれるべきところが描かれない。

しかし、出来事は展開している。

その描かれていないギャップを

見る側が、解釈なりなんなりで補っていく。

なので、観た映像だけの記憶では、何を観たのかよくわからない。

まさに、観えない「闇」の部分が中核ということで

おそらく、そのような感じなのではないかな〜と思ってます。

こういう解釈が正しいかは、もう一度当日券で観に行くか

「晩年の最初期」の次の作品を観なければわかりませんが・・・

いずれにしても、観た側も色々考えがふくらむ面白い作品でした。

*ナイロン100℃公式*
http://www.sillywalk.com/nylon/
posted by 広域 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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