2011年01月23日

[T_2011_01]劇団鹿殺し「僕を愛ちて。〜燃える湿原と音楽〜」

新年早々、ダブルブッキングやなんかを乗り越えて、どうにかたどり着いた、劇団鹿殺しの本多劇場進出公演。
いままで行きたかったが行けなかった劇団であり、気になったらその場でチケットを押さえていた2007年あたりの時点ですら見ていなかったという意味ではかなり稀有な例に入る劇団でもある。
釧路で丹頂鶴とともに、尾崎豊に憧れる兄、つんくに憧れる弟、ジョン・レノンに憧れる父という構図の中、母が殺される。
兄は復讐へ向かい、弟は音楽で世界を取ろうとし、父はニポポを掘る日々に、沼で助けた女性・千鶴子が絡んでいく基本線を、「正月らしい演出」(演出・菜月チョビ談)たる生バンドとフィジカルな表現で彩っていく。
おめでたさで力押しかと思いきや、終盤にかけてド直球でストーリーをまとめ、最終的には無条件の愛を見事に表現してみせた。
これだけ読んだら、何が起こったかわからんだろう。しかしこうとしか書けないのである。

終演後は、文句なしのトリプルカーテンコール。新年早々幸せな気持ちで本多劇場をあとにした。

*僕を愛ちて特設サイト*
http://shika564.com/bokuai/
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2010年06月26日

NYLON100℃ 35th SESSION「2番目、或いは3番目」。

半年に一度、ナイロン100°Cを見ると、一気に演劇熱が上がる。
今回は、何らかの事情で滅びかけた街から、「さらに不幸な街」を救済しに向かった男と女たちが、救済すべき街で救済されるお話である。
とにかく、大倉孝二が出落ちであり、この人の演技は日に日に神がかってきていて、それはそれですごいし、犬山イヌコが気づかないうちに舞台上にいて、あの声で婆さんを演じているなんてそれだけで凶器/狂気だし、小出恵介のオーラはそれに負けず素晴らしいものであり、それでいて、幸せをどこに求めるか(現状で満足できるか、自分より下位の存在を設定しないと幸せになれないか)という問題から、非常に奇形的な拘りを示す緒川たまきであったりと、役者・脚本・演出が完全に噛み合った名作。

http://www.sillywalk.com/nylon/info.html
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2010年05月24日

劇団、本谷有希子第15回公演『甘え』。

久しぶりに青山円形に行く。

雨の中だが、日曜日ともあり

こどもの城に集まった多数の親子が楽しげに騒いでいる横で

小池栄子が親殺しの罪悪感に苛まれていた。


父と二人で暮らす娘。

父は母に逃げられてから、毎晩娘の横で眠る。泣きながら。

「お前がいなくなったら、俺は自殺するぞ」と叫ぶ父を

娘はついに殺害することにする。


テーマとして、古典的な「親を殺す子とその罪悪感」を扱いつつ

言葉の意味と文脈を脱臼させながら笑いに転嫁させ

かつ、いつものような登場人物の狂いを全面に出した傑作だと思う。

とりわけ、小池栄子の演技がすばらしく

(そのシーンは本谷の演出も神がかっていると思うけど)

100分ちょっとの短さながら濃密な時間を過ごすことができた。

大満足。しかし、今年の演劇一発目が5月って・・・ダメだろ。
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2009年12月23日

劇団おぼんろ第5回本公演『海ノ底カラ星ヲ見上ゲヨ』。

かつて、全く関係なく見に行ったおぼんろの舞台のあと

めぐりめぐって、所属女優と知り合いになるという

トンデモ展開を経て、友人2名と第5回本公演に行くことにした。


浦島太郎を下敷きに、死神の存在と舞台としてのホスピスを絡ませ

独自の死生観を提示しようとする作品と理解。

もっとわかりやすくしてもよかったのかなと思うが総じて満足。
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2009年10月04日

NYLON100℃ 34th SESSION「世田谷カフカ」〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜

恐ろしく久々に演劇を見たような気がすると思って過去ログを漁ったら

この前に見たのが8月でちょっと肝を冷やす。

しかもそのときも本多劇場で、今年はほぼ本多劇場にしか行ってない。


ではなぜ本多劇場が多いかというと、端的に面白いからで

今回の「世田谷カフカ」もその例に漏れない。

フランツ・カフカの三作品を下敷きに、KERA流のアレンジを加え

そこに、まったく別のストーリーを伏流させるプロット

徹底的なわけのわからなさ

そして、とんでもない映像表現。

何をとってもすばらしかった。


最近のナイロンの傾向として、前半はじりじりとストーリーを進め

休憩をはさんで、あえて「くっちゃくちゃ」にして最後投げっぱなし


というのがある気がするが、今回もそのパターンなので

まぁ好き嫌いは分かれるかもしれない。


ちなみに、今回はCHINOOK@きむけそにっき3!さんに

かなり無理をいって同行してもらった。

氏は演劇を普段見ないが、映像作品への造詣は深く

今回の「世田谷カフカ」からもいろいろ面白い考えを引き出していたようだ。

これで一人劇場に足を運ぶ人が増えれば幸いだ。
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2009年08月02日

劇団、本谷有希子第14回公演『来来来来来』。

本多劇場にて、劇団、本谷有希子の新作を観劇。

田舎の麩揚げ屋に嫁いだ蓉子(りょう)は新婚一ヶ月で夫に逃げられる。

それを引き金におかしくなった夏目家で、蓉子は我慢を続ける

というようなあらすじです。

今回確信したのが、本谷有希子において、決定的な転換は

「壁の向こう」で行われるという演出がキーになるということ。

(最近の傾向かもしれませんが)

『ファイナルファンタジックスーパーノーフラット』でも

高橋一生が妄想と決別するシーンが観覧車の曇りガラスの向こうで

行われましたし

『偏路』で馬渕英俚可がキレるシーンは確か障子の向こうで行われました。

今回も、佐津川愛美がキレるシーンが鉄柵の向こうで行われます。

今回はキレられた側のりょうが、その鉄柵から出てくる動きが

狂気が現実にしみ出す演出になっていて非常によかったです。


以上がほめるところで、あとはおとしめるところになります。

全体として、上演時間が短すぎ、盛り込みたかったであろう設定が

ほとんど生かされないまま終わってしまったのが残念です。

せっかくの女6人芝居で、もうちょっと一人一人を掘り下げても

よかったのかな、と思います。

このままでは、りょうのプロモーションプレイじゃないかと。


たぶん、もっと安い演劇で見れば、全然合格点なんですけど

本谷有希子が好きな分だけ、今回のは残念です。
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2009年05月10日

NYLON100℃ 33rd SESSION「神様とその他の変種」。

すばらしい芝居でした。

冒頭から神様が登場するのですが、結局物語に関わることができず

関わったと思ったら登場人物にフルボッコにされます。

もはや神様なんて誰も信じておらず

誰も神様に祈ることはないのです。

コメディとしても超一級品で、休憩10分の3時間上演であることを

全く感じさせない勢い。
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2009年04月27日

「三文オペラ」。

昔ミュンヘンに語学勉強しに短期滞在したとき

ちょうどブレヒトの「三文オペラ」を教材にしました。

耳に残る「メッキー・メッサー」の音を何年も覚えていた折

宮本亜門がシアターコクーンで「三文オペラ」をやるというので

すぐに飛びつきました。

もう「金っつーのはこうやって使うんだ!」といわんばかりの

ド派手な舞台装置と豪華ながらも実力派のキャストで非常に満足です。

岩波文庫版の戯曲をそろそろ読んでおかなければ・・・
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2009年03月01日

『ピランデッロのヘンリー四世』。

今年は海外戯曲強化年間に(勝手に)決めましたが

その一発目はノーベル賞作家ルイージ・ピランデッロの

『ヘンリー四世』@白井晃演出でスタート。

仮装パーティで馬から落ちて気がふれて、それ以来二十年、その時の衣装のまま自分がヘンリー四世だと思い込んで生活している人物の物語。そこにかつての恋人と友人たちが現れて、現実と虚構が入り乱れ始めます。


何をおいても、ヘンリー四世を演じる串田和美の演技が秀逸。

度肝を抜かれます。

狂気→正気→狂気と揺れ動く「ヘンリー四世」の様が

実はその揺れ動きによってそれ自体狂気で

観客が演技に引き込まれていくのが観劇しながらわかるくらいすごい。

また、最後の演出がすごくて

狂気の果てに友人を刺してしまったヘンリー四世が立ちつくす中で

「ヘンリー四世」の仮装の城の「舞台監督」的立場の老人が現れ

出演者を全員舞台に上げて

そこでヘンリー四世以外の出演者のカーテンコールに突入。

その間ヘンリー四世は、剣を持ったまま立ちつくしている。

これがすごくて、ヘンリー四世が起こした悲劇的結末すらも

もしかしたら、作られた存在かも知れないということが示唆されて

結局、この作品における「虚構」がどこまでだったのかが

わからなくなるのです。

もうこういう演出に弱いので、完全にやられました。

一発目からこういう作品に当たると

もう今年の演劇ライフは先行きが明るいですよー!

*公式サイト(世田谷パブリックシアター)*
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2009/02/post_145.html
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2008年12月21日

KERA・MAP#005 『あれから』。

ケラリーノ・サンドロヴィッチのプロジェクトKERA・MAP。

世田谷パブリックシアターにて観劇してきました。

夫婦に必要なのは、忍耐より隠し事なのか・・・?
親友に必要なのは、誠意より共犯意識なのか・・・?

ケラリーノ・サンドロヴィッチが初めて描く、熟年夫婦の倦怠と、彼らに翻弄される若者たちの日々。


が、昨日の飲み会の疲労により、かなり朦朧とした意識だったので

比較的ゆっくり描かれた前半は、若干記憶から飛んでいます。

いくつかのグループにおけるストーリーが後半で一気に収斂するという

群像劇の話形としては標準的なものだったのですが

それゆえに、記憶に残りづらかったのもあるかもしれません。

ただ、後半の収斂のさせ方、すなわち

グループの壁を一気に突き崩し、最終的にドタバタに持っていく手際は

さすがの一言です。
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2008年12月07日

カカフカカ #20『週刊少年カカフカカ』。

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笑劇集団カカフカカの10周年記念、20回目の本公演を

新宿シアターモリエールにて、千秋楽の観劇です。

著作権法違反ギリギリのパロディネタが売りなんですが

今回は真剣にすごかった・・・

ジャンプネタとはいえ、もはやパロディではなく

固有名そのまま使ってたりして

ああこれは10周年記念で華々しく散って

今日で劇団自体が千秋楽だな、もうカカフカカ見れないのかと

若干不安になるくらいでした。

どうやらそんなことはなさそうですけど・・・

シナリオも、「資本主義にまみれた編集者たちより

俺たちカカフカカの方が少年マンガを愛してるんだ!」

というもので、不覚にもカカフカカに泣かされそうになる始末。

あなた達は本当にジャンプを愛してますよ。
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2008年11月17日

innerchild vol. 15「i/c(アイ・シー)」。

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最近ご挨拶をする機会を得た演劇系の方から

「広域さんならinnerchildとか面白いんじゃないですか」

と言われて気になっていたところ

折りよく公演が打たれたので夜に吉祥寺シアターへ。

確かに面白かった。

謎の鳥葬シーンから始まる本作は

鳥恐怖症に悩む主人公・翼が、自らの苦しみの原因を探って旅をし

その中で、父と母の真実の物語に触れ、癒されるという

話型としては割とよくある類型のもの。

しかし、2時間10分を全く感じさせない脚本、演出が凄い。

ラスト、とある宗教家の言葉に語らせた

「自分の中には誰かの魂があり、自分の魂も誰かの中にある」

「これまで会った人間とも魂の交換はある」というセリフには

自分の人的つながりを想起して、大きな感銘を受けました。

壮大なスケールで、という表現がしっくりきて

いいもの見たな〜と正直に思います。
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2008年11月08日

劇団外、本谷有希子第一回公演「幸せ最高ありがとうマジで!」。

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PARCO劇場にて、「劇団外」本谷有希子の公演を観劇。

平々凡々に新聞を配達する曽根新聞店の日常を

「無差別的に」破壊しようと試みる永作博美=モンスター。

誰でもよかった。理由なんてなかった。

自分は普通に生きてきただけで、それが「病気」なんておかしい。

メンヘルやらうつ病やらが「辛い流行り」になりかけている中で

本当は「理由がない人間」、「絶望がない人間」が一番辛いということを

永作博美のかっとんだ演技とともに絶妙に描ききった名作。

「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」に匹敵する傑作。

つーか永作博美、美人過ぎるだろ。
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2008年10月17日

ゆーりんプロ創立20周年プロデュース公演「藤原一族の野望 かぐや姫」。

「なぁなぁ、最近こんなん流行ってんねやろ?

お母さんもな、やってみようと思うねん。」

「おかん、そのブームとっくに終わってんで。」



マイミク・ぱわーどすぴーかーさんご出演の舞台を

CHINOOKさんと見てきました。

一応初日だったんで

ブログ検索とかでやってくる人向けにネタバレは避けますが

役者の演技は文句なく、演出も悪くない中で

じゃあそういう場合何が際d

・・・

閑話休題。

毎回、よこざわ先生の超展開脚本を楽しみにしているのですが

今回は超展開が不発に終わって、若干消化不良です。

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20周年ということで、パンフも豪華、カレンダーも付いてきました。

ぱわすぴさん、役者の皆さん、初日お疲れ様でした。

お怪我なく千秋楽まで走り抜けてください。
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2008年10月04日

KAKUTA「STAR MAN」。

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これは2008年10月3日のお話。

前の職場に遊びに行ったら、久しぶりに会うラリった男が開口一番

「KAKUTAの舞台、見に来て下さい!」と。

おいおい、もうちょっと再会の挨拶とかあるだろうと思いはしたが

彼には、私がその職場にいるときから

「KAKUTA来て下さい」と何度も言われていたのを

フイにし続けて来た負い目がなくはないし

今日はいずれにしても早く帰れる日だったので行くことに。


というわけで、久しぶりの青山円形劇場。

舞台は、2008年のさびれたキャンプ場。

そこを訪れた一人の旅慣れない男と一人の常連客の女。

「このキャンプ場も今月いっぱい」

キャンプ場閉鎖につながった悲しい「思い」の物語。

まず、凄いと思ったのは、桑原裕子さんというのは

導入をもの凄く丁寧に書く作家さんだなということ。

ストーリーに無理を生じさせても

頭に客を暖める演劇を見ることが多いのだが

そんなの無視して丁寧に、丁寧に、導入部を描く様は素晴らしい。

あと、演技の問題では、スターマンを演じた横山真二の

明と暗が入り乱れる「ヤバイ」演技は最高。

キャラクターの問題として、ストーカー×失恋女

ダブルヤンデレはかなりツボ。(ネタバレ防止に反転しときます)

プロットの読み方としては、やっぱり伝わらないコミュニケーションを

無理に続けることの悲劇ということなんだろうか。

でもそうすると、話が伝わらない相手を私たちはどうすればいいのか。

対話の打ち切り?内に秘める?それとも敵同士に?

ちょっとそこだけ気になったが、総じて面白かった。

今日お願いしたのに、チケットを前売り扱いにしてくれた

ラリった男には感謝。

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おまけCDも付きました。
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2008年09月21日

NYLON100℃ 32nd SESSION 15years Anniversary「シャープさんフラットさん」。

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15周年記念となる今回のナイロンは

中心メンバーに豪華客演陣を交えたダブルキャスト構成。

同じ日2チーム見ることで、プロット・演出の違いやら

台詞回しのタイミングにかいま見える役者の個性やら

いろいろ興味深く観賞できました。

ストーリーは、脚本家の青年が

サナトリウムらしからぬ「サナトリウム」で

他の住人たちや脚本家を追いかけてきた劇団の人間と

バタバタやりつつも、他人とずれていることに悩むというもの。

主人公の脚本家は「笑い」になることならなんでも考える。

ただし、その笑いが他人に受け入れられないことに悩んで

劇団を放り出してしまった。

どんなに人とは違う、ずれていたいと思っていても

本当にずれ切ってしまうと、苦しみしかないというお話。

(本当は最後にきちんと奇妙な救いがあるのですが・・・)


ブラックチームもホワイトチームもどちらも豪華メンバーで

1日2公演はかなりお腹いっぱいです。サトエリ超足長ぇ・・・


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今回のパンフレットは、ナイロン15周年BOOK同梱。
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2008年07月31日

拙者ムニエル「悪い冗談のよし子」。

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MEGUMIが主演予定だった拙者ムニエルの舞台なんですが

おめでたにより山田まりやが緊急登板。

というわけで初日を観てきましたが

こいつが超カオスw

あらすじとか書きたいんですが、とにかくカオスでした。

一応大筋としては、婚約を破棄されたヒロインが

破棄した男を殺す決意をする話なんですが

本筋はどこへやら、話はひたすら脱線し続け、ぐちゃぐちゃに。

それはそれで、どこに連れて行かれるかわからない感覚で

かなり面白かったわけですが。

一応「人生何が起こるかわからない」が主題っぽいので

それを全体として表現していたのかもしれません。


あと触れておかなきゃならないのは山田まりや。

緊急登板だったにもかかわらず堂々の演技で

プロの底力を感じ、感動しました。
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2008年02月14日

「恋する妊婦」。

大衆演劇の一座を舞台に繰り広げられるおかしくて切ない大人のラブストーリー。
妊婦はいったい誰に恋をしたのか・・・???


という宣伝文句ですが、非常に難解な作品でした。

こうかな〜という解釈が自分の中で成り立ちかけたところで

まさかの終了。

解釈を成立させないという狙いか?

それとも、一座の日常がぐらつく、そのぐらつきそのものを

見せることが主なのか?

難解でした。

ただ、俳優陣がすばらしかったのは特筆していいと思います。

難解で消化しきれてないけれども面白かった。いい経験。
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2008年02月09日

カカフカカ#19「セサミストレート」。

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2008年の初観劇はカカフカカ。

コントの面白さはやはり折り紙付き。

しかも今回はカカフカカ愛の三部作の一本目という位置づけで

これでもかとあらゆる種類の愛が示されます。

エヴァンゲリオンのパロディを基本にしたタイムトラベルもので

エヴァパロディ、タイムトラベルものとしても非常に面白いです。

若干最後がバタバタしたのが残念ですが

前回の「帰太郎」の世界とのリンクもありつつ

たたみかけるように愛を提示することに成功している

良い作品だと思います。

ちなみに今作で一番強烈な愛は

劇団全体が持つ元ネタへの愛かななどと思ってみたりしております。


*カカフカカ企画*
http://www.kkfkk.com/
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2007年12月19日

NYLON100℃ 31st SESSION「わが闇」。

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ケラリーノ・サンドロヴィッチがナイロン100℃に新作を書くのは

3年振りとのこと。

もっとも、卑屈だった広域がナイロンを観に行きだしたのは

昨年からなので、これまでの再演物も新作同様に楽しんでいたのですが

今回の「わが闇」は、これまで観たものとは少し違ってました。

チラシで、ケラさんの「晩年の最初期」としての位置づけであることを

知識として知っていたのですが

それでも、何かがおかしいというか、何か煮え切らない感じが

観劇後も残っていました。

ストーリーは、柏木家三姉妹(犬山、峯村、坂井真紀)を中心に

彼女らの父親の記録映画を撮りに来た男たち

彼らのスポンサーである女社長とその部下

作家である長女の担当編集者、次女の夫・・・

と様々な人々が、柏木家でドラマを展開する・・・というもの。

と書いてしまうとそうなのですが、煮え切らないのはなんでかな〜と

下北沢をふらふらしながら考えたら、一応の結論が出ました。

この芝居、出来事が展開していく要の場面が

ほとんど描かれていないのではないか、と。

ネタバレになるので、あまり詳しく書けないのですが

(なので、私の感想を検証する手がかりを提供できないので

フェアではないのですが)

描かれるべきところが描かれない。

しかし、出来事は展開している。

その描かれていないギャップを

見る側が、解釈なりなんなりで補っていく。

なので、観た映像だけの記憶では、何を観たのかよくわからない。

まさに、観えない「闇」の部分が中核ということで

おそらく、そのような感じなのではないかな〜と思ってます。

こういう解釈が正しいかは、もう一度当日券で観に行くか

「晩年の最初期」の次の作品を観なければわかりませんが・・・

いずれにしても、観た側も色々考えがふくらむ面白い作品でした。

*ナイロン100℃公式*
http://www.sillywalk.com/nylon/
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